はじめに
Microsoft Edgeでサイトにログインしようとしたとき、前任者のIDやパスワードが勝手に表示されることはありませんか?
しかも、PCをリカバリ(初期化)したのに、なぜかまた出てくる……。
実はこれ、Microsoftアカウントの「同期」機能が原因です。
この記事では、Microsoftアカウントを使わずに自分専用のクリーンなEdge環境を作る方法を紹介します。
なぜリカバリしても前任者の情報が出てくるのか
一度でもMicrosoftアカウントでサインインすると、Edgeはクラウドにデータを同期します。
このため、PCをリカバリしても、再度同じアカウントでサインインするとクラウド上のログイン情報が自動で復元されてしまうのです。
完全に「自分専用」にする手順
1. Edgeのプロファイルを新しく作成する
- Edgeを開く
- 右上の「プロフィールアイコン」をクリック
- 「プロファイルを追加」→「Microsoftアカウントでサインインしない」を選択
- 新しいローカル専用プロファイルが作成されます
- その後、古いプロファイル(前任者のもの)を削除します
これで、前任者のアカウント情報は表示されなくなります。
2. ローカルに残っている保存データを削除する
- Edgeの設定 → プライバシー、検索、サービス
- 「閲覧データをクリア」→「今すぐクリア」
- 以下をチェックして削除
- パスワード
- 自動入力フォームのデータ
- Cookie とその他のサイトデータ
3. Windowsをローカルアカウントに切り替える(必要に応じて)
もしPC自体が前任者のMicrosoftアカウントでセットアップされている場合は、
Windowsもローカルアカウントに変更しておくと安心です。
- 設定 → アカウント > ユーザー情報
- 「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」を選択
注意点
Microsoftアカウントを使わない場合、Edgeのブックマークやパスワードはクラウド同期されません。
バックアップを取りたい場合は、手動でエクスポートしておきましょう。
まとめ
前任者のアカウント情報が残る原因は、クラウド同期にあります。
完全に自分専用にしたい場合は、以下の3ステップでOKです。
- ローカル専用プロファイルを作る
- 古いプロファイルと保存データを削除
- 必要ならWindowsもローカルアカウントに
これで、過去の履歴やログイン情報に悩まされることはありません。
まっさらな状態で、安心してEdgeを使いましょう。
